ムール貝(Miesmuscheln)のウイスキー蒸し

<ムール貝(Miesmuscheln)のウイスキー蒸し>

ドイツではRの付く月(September, Oktober, November, Dezember, Januar,  Ferber)、つまり9月~2月はムール貝を食べる季節と言われています。実際、この季節になると、スーパーマーケットでは生きたムール貝が出回り始め、レストランのメニューでも見かけるようになります。スーパーマーケットでは、殻付きの生たムール貝が1キロ、3ユーロ程で買うことができ、酒蒸しなどは調理が簡単なのでこの季節になるとよく食べます。通常レシピでは酒蒸しにワインなどを使うのですが、今回はウイスキーで蒸してみました。ウイスキーで蒸すことで非常に重厚感のある香りになり、いつもともは違った酒蒸しを楽しむことが出来ました。また、ヨーロッパのレシピでは酒蒸しの際にハーブなどを使うレシピもありますが、ムール貝の磯の香りも消えてしまう為、ハーブ類は使いませんでした。ドイツでは、海産物を食べる機会が少ないので、磯の香りを残したかったのです。とても簡単なレシピのでぜひ試してください。

<材料>

  • 生きたムール貝(殻付き) 1kg
  • ニンニク 2片
  • ウイスキー 25ml

<作り方>

1)ムール貝の表面に付いている汚れを流水で洗い流す。

2)貝から出ている足糸(足糸)をムール貝の細い方から広がっている方に引っ張り、取り除く。

3)必要があれば、貝の表面をたわしなどで擦り綺麗にする。

4)鍋、もしくはフライパンにニンニク二片を皮付きのまま潰していれる。

5)全てのムール貝を鍋に入れ、さらにウイスキーを入れる。

6)鍋の底全体に軽く水が張るように、必要であれば水を足す。

7)強火で一気に蒸し上げる。

8)貝の口が開いたら完成。

<コツ・ポイント>

・水が沸騰してから貝が口を開くまで1~2分くらいだと思います。加熱しすぎると貝がパサパサになり美味しくないので気をつけてください。

・通常蒸す際、液体が足りない場合、使っているお酒を足すと思いますがウイスキーが多すぎるとアルコール臭が強すぎるので、代わりに水を使いました。

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